■平成20年度事業計画書

 

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 米国のサブプライムローン問題に起因する世界的な金融不安が株価の大幅な下落
 をもたらすとともに、イラク戦争に端を発した中東の不安定化等が原油価格を高騰
 させています。特に原油高はガソリンや石油製品の値上げを招くとともに、様々な
 製品の価格へと波及しています。このため個人消費の停滞が懸念され、順調に回復
 してきたと言われる我が国の経済の先行きに不透明感が強まっています。
  
とくに自動車産業においては好調な海外需要に支えられてこれまで輸出台数を伸
 ばしてきましたが、国内での販売台数は3年連続して減少しました。このためメー
 カー各社は顧客のニーズに対応したクルマ、環境や人に優しいクルマを目指した開
 発に努力しています。
  
一方、自動車整備業界は平成18年の調査では総整備売上高が4年連続の増加で
 6兆円を超えたものの、平成7年の6兆5,000億円台までには回復しておらず、
 依然として厳しい経営環境にあります。このため自動車機械工具の需要は伸び悩ん
 でおり、3年連続して微増だった機械工具の販売高も平成18年度は減少に転じま
 した。
  こうした状況の中で、当協会は今年が創立60周年という節目を迎えましたが、
 創立以来これまで一貫して国や整備業界のニーズに応えるための活動に取り組んで
 まいりました。近年ではディーゼル車から排出される黒煙等を高精度に測定するた
 めのオパシメータ
(光透過式黒煙測定器)の実用化及びインパクトレンチの正しい
 使用方法の広報等に努めていますが、特に今年は京都議定書の目標達成計画に沿っ
 た整備業界の進める地球温暖化防止のためのCO
削減対策に協力することとして
 います。
  今年度の主な事業としては、自動車検査用機器の精度向上の提案及び大型車の車
 輪脱落防止対策としてトルク制御可能な動力レンチの改善について検討するほか、
 リフト事故を防止するためのリフト点検資格者制度に基づく認定試験を昨年度に引
 き続き実施します。また、自動車検査用機器の校正業務については、昨年からオパ
 シメータが市場に供給されたことからオパシメータの円滑な校正の実施を図るとと
 もに、プロジェクタを使用した新しいタイプの前照灯試験機校正用器具の研究に取
 り組むほか、校正実施部署の業務量の平準化に向けた管轄地区の検討を行う等業務
 の合理化を推進し、更にISO9001に基づく品質方針によりお客様に対してよ
 り良いサービスの提供に努めることとしております。
  なお、協会の企画委員会、経営委員会、技術委員会、国際委員会及び各部会にお
 いても先に述べた事業活動とともに自動車機械工具に関する諸課題に引き続き取り
 組みます。
  以上の基本方針にもとづき、当協会は次の事業を平成20年度に実施します。

 

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T 重 点 事 業 項 目
 《一般事業関係》
 1.自動車検査用機器の精度向上の提案
 2.トルク制御可能な動力レンチの改善検討
 3.協会創立60周年記念行事の実施
 《校正事業関係》
 4.校正業務の合理化推進
 5.前照灯試験機校正用器具の研究
 《展示会事業関係》
 6.第32回オートサービスショー2009の開催準備

U 継 続 事 業 項 目
 1.自動車検査用機械器具の校正及び基準適合性試験
 《校正事業関係》
  1−1 自動車検査用機械器具の校正の実施
  1−2 校正実績の統計及び分析
  1−3 校正用器具の研究・開発
  1−4 校正員の教習及び研修の実施
  1−5 校正要領等の検討
  1−6 校正に係わる事務作業のコンピューターシステム化推進
 《試験事業関係》
  1−7 自動車検査用機械器具の基準適合性試験の実施
  1−8 基準適合性試験の実績の統計及び分析
  1−9 基準適合性試験用器具の研究・開発
  1−10 基準適合性試験実施要領等の検討
  1−11 基準適合性試験用器具の校正の実施
  1−12 自動車整備機器の受託試験の実施
  1−13 前照灯試験機試験用器具の導入
 《出版・供給事業関係》
  1−14 校正用器具の校正の実施
  1−15 点検用器具の校正の実施
  1−16 点検用器具の受託試験の実施

 2.自動車用機械器具及び工具に関する試験・証明及び調査研究
 《一般事業関係》
  2−1 自動車整備検査用機械器具及び工具に関する調査研究
    (1)前照灯試験機及びブレーキテスタの機能の検討
    (2)自動車検査用機械器具の仕様、性能等の調査研究
    (3)排ガス規制に対応した自動車検査用機械器具の調査研究
    (4)自動車整備検査用機械器具の事故調査の実施
    (5)自動車整備事業者の要望事項の検討
    (6)ダブルタイヤ用インナーボルト点検用機器の調査研究
  2−2 校正用器具のトレーサビリティ体系図等の発行
  2−3 点検用器具のトレーサビリティ体系図等の発行
  2−4 自動車検査用機械器具の計測値指示装置取付改造審査等の実施
  2−5 自動車整備検査用機械器具及び工具に関する調査及び視察
      (車検制度、機器の動向及び海外の展示会等)
  2−6 自動車整備検査用機械器具の国内販売及び輸出入の実績調査

 3.自動車整備検査用機械器具及び工具の使用技術の向上に関する指導
 《一般事業関係》
  3−1 自動車整備検査用機械器具の事故防止対策の推進
  3−2 自動車整備検査用機械器具の安全対策のPR
  3−3 
自動車検査独立行政法人の検査官研修及び軽自動車検査協会の検査員
     研修に講師派遣
  3−4 海外への自動車整備・検査に係る技術協力の実施
 《出版・供給事業関係》
  3−5 自動車整備振興会CO・HCテスタ校正実施者教習の実施
  3−6 車検機器点検資格者を養成するための試験の実施
  3−7 リフト点検資格者を養成するための試験の実施

 4.講習会、展示会等の開催及び刊行物の発行
 《一般事業関係》
  4−1 会員会社従業員の教育用教材の作成及び講習会の開催
  4−2 協会情報誌「JASEAガイド」の発行
 《出版・供給事業関係》
  4−3 刊行物の発行
    (1)「自動車検査用機械器具の構造と取扱」の発行
    (2)「自動車検査用機械器具精度点検要領 」の発行
   (3)「自動車整備用リフトの基礎知識」の発行
    (4)「リフトの構造と点検方法の概要」の発行
    (5)「すれ違い用前照灯測定の解説」の発行

 5.関係官庁並びに関係団体との連絡協調
 《一般事業関係》
  5−1 関係官庁並びに関連団体との連絡協調
    (1)関係官庁並びに関連団体の主催する委員会等への委員の派遣及び会
      議への出席
    (2)関係官庁並びに関連団体の主催する行事への協力
    (3)関係官庁並びに関連団体との情報交換及び意見調整
  5−2  環境規制に関する情報収集
  5−3  地球温暖化対策への協力
 《校正事業関係》
  5−4 関係官庁並びに関連団体との情報交換及び意見調整
  5−5 自動車検査員等の教習(研修)への講師派遣
  5−6 自動車検査用機械器具の取扱い、保守管理等に関する研修会への講師
     派遣

 6.その他本協会の目的を達するために必要な事業
 《一般事業関係》
  6−1 公益法人制度改革への対応
  6−2 親睦行事の開催
  6−3 永年勤続者表彰の実施
 《出版・供給事業関係》
  
6−4 会員会社への物品の供給
 《共通事業関係》
  6−5 関係団体との連携の充実
 
 6−6 協会従業員の研修の充実
  
6−7 事務局業務の合理化推進

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Revised: 2008/06/02 .